スリープイン|一人ひとりの眠りを考える寝具店|石川県七尾市

石川県七尾市の寝具店「スリープイン」は、一人ひとりの眠りを考え、眠りのすべてをトータル的にサポートいたします。

復興支援トップバナー

能登半島地震の復興支援プロジェクト

Green Down Projectについて

Green Down Project
2022年11月に七尾市が『セロカーボンシティ』の表明を行い、省エネ化につながる取組みを進める中、当社は、2023年7月より Green down projectの一員として羽毛製品の回収を積極的に取り組んでいます。一企業の技術だけでは、「羽毛循環サイクル社会」は実現できません。
羽毛に関わる企業をはじめ、地域社会、そして生活者一人ひとりの理解と協力により羽毛循環システムがつくられます。それを推進していくのが、Green Down Project(グリーンダウンプロジェクト)です。

100年使える貴重な資源

GDPサイクル図
ダウンはしっかりとお手入れすれば長期間に渡り使い続けられる天然の資源です。しかしながら今、食生活の変化や鳥インフルエンザなどの影響によりダウンの供給量は減少かつ不安定になっています。その限りある資源であるダウンをリサイクルすることで、地球に優しい循環型社会の実現を目指しています。
図01

リサイクルダウンの洗浄

グリーンダウンは新毛段階とリサイクル段階で2度洗浄して不純物を取り除くことで、機能性においても、新毛と比べて遜色ないものに生まれ変わります。きちんと循環させれば100年使えるリサイクル羽毛が広がれば、ゴミの削減になり、新たな水鳥の命を
奪うことなく羽毛を活用できます。

羽毛洗浄度検査方法

精製加工後の羽毛3gを300mlの純水に入れ、振とう幅40mmで浸透数毎分150回のペースで45分もの間、激しく浸透させ、汚れを溶出させた液体を透視度計に入れて計測します。

・GREEN DOWNは、ダウン率80%以上は清浄度(透視度)3000mm以上を基準とする。
・GREEN DOWNは、ダウン率50%以上80%未満は清浄度(透視度)2000mm以上を基準とする。

2024年元旦に襲った能登半島地震の復興支援に
令和6年能登半島地震により被害のあわれた皆さまに、
心よりお見舞い申し上げます。

地震直後の写真
地震があった当日もコロナが明けた事もあり、震源地となった奥能登には年末年始家族や親族と年明けを過ごす為、帰省客が多く訪れていた。当店の地元七尾市にも多くの帰省客が訪れ、例年に比べて、比較的天候も良く穏やかな日でしたが一変。
道路は寸断し大渋滞、電柱は傾き、住居の倒壊。当店のスタッフは辛うじて自宅の倒壊は免れましたが、お客様の中には自宅が倒壊し、住む場所を失い避難所で生活を余儀なくされている方も多くいらっしゃいました。
私達は、出来る限り被害の大きい奥能登のお客様を中心に連絡を取り、ご自宅の復旧のお手伝いや、地震発生直後から発生した断水の給水運搬支援などを行ってまいりました。自然豊かな地元能登は、私達も大好きな場所であり微力ながら復興に向けてのお手伝いをしていきたいと考えています。

災害廃棄物

およそ5万5000棟の住宅で全壊・半壊となっており、今回の被害で発生する災害廃棄物240万トンの中には、布団も含まれ、羽毛布団の普及率から考えても相当数の羽毛布団が含まれているものと考えられます。羽毛布団の引取りを行うことで、義捐金を募るだけでなく少しでも災害廃棄の負担軽減に繋がればと感じています。

再生と癒しのシンボル「RENERU 寝袋」

能登復興の願いを込めた、小さな寝具店の新たな一歩能登の復興支援に

能登半島地震の経験から生まれた「RENERU 寝袋」は、羽毛リサイクルを通じて能登の復興を願う地元の小さな寝具店の新たなる挑戦です。再生(Rebirth)と眠り(Neru)を掛け合わせたこの名前には、地域の再生と癒し、そして困難な状況を乗り越えた私たちの強い思いとともに、能登の未来を照らす持続可能な未来への希望が込められています。

IMG_8650
能登半島地震発生、避難者数は最大40,688 人に達した。
真冬の厳しい寒さに耐える避難初日の過酷な夜元旦に発生した能登半島地震では、各地区で避難所が開設され、1月2日には避難者数が最大 40,688 人に達しました。地域の方々が避難所へ一斉に向かい、現場は混乱状態に陥りました。各自治体やボランティアの方々が懸命に物資を手配しましたが、地震の規模が大きく、必要な物資が行き届かない状況が続きました。特に真冬の厳しい寒さの中での避難生活は非常に過酷で、避難初日の1月1日の夜には毛布などの防寒対策が不十分で、多くの方々が寒さに耐えながら一夜を過ごしたと聞いています。

100年使える羽毛を防災グッズに再利用
羽毛リサイクルで地域復興へ貢献

IMG_5979
この地震によって多くの家屋が倒壊し、災害ゴミの仮置き場には布団が山積みになりました。そこで、私たちは 不要になった羽毛布団の引き取りサービスを強化し、リサイクルによって得られた収益の一部を復興支援金として和倉温泉観光協会へ寄付することにしました。またお客様ご自身が所有する羽毛布団を精製して寝袋を製造し、それを通じて復興支援を行うことを決定しました。

布団は家庭から出る粗大ゴミの中でも大きな割合を占めます。たとえば東京23区では、1年間に約62万枚の布団が粗大ごみとして捨てられており、毎日約1700枚の布団が捨てられているとされています。私たちは、災害ゴミの負担を軽減し100年使える貴重な資源である羽毛を、防災グッズへと再利用して循環させることで、地域の復興につなげていきたいと考えています。

避難者の意見を取り入れ
快適性と耐久性を追求した寝袋

高齢者や子供にも優しい、スムーズなファスナー設計

地震発生後、避難所での数日間を過ごした方々にご協力いただき、その貴重な意見をもとに寝袋の製作を進めました。例えば、開閉がスムーズにできるように、表裏両方にファスナーを取り付けるなど、高齢者やお子様にも快適にお使いいただけるよう改良を重ねました。また、寝袋としてだけでなく、羽毛ケットや敷き物としても使えるよう工夫しています。さらに、側生地には米軍のパラシュートや軍服などにも使用されている特殊加工素材「リップストップ」を採用しており、耐久性と快適性を兼ね備えた製品として完成しました。

能登の和倉温泉観光協会への復興支援

能登半島地震は、私達の地元七尾市の和倉温泉にも甚大な被害をもたらしました。和倉は開湯1200年とされる歴史のある温泉で北陸随一の海の温泉とも云われております。今回の能登半島地震に際して、再生の際に得られる積立金を義捐金として和倉温泉協会さまへお渡ししたいと考えています。
ご賛同頂ける方からのご支援をお待ちしております。

■引取り方法

当店の店舗に直接お持ち込みいただく、もしくは宅配便などでお送りいただいても結構です。(宅配便をご利用の際には、送料は各自ご負担ください。)

「送り先」
〒926-0855
石川県七尾市小丸山台1丁目19番地 Sleepinn店舗内 リサイクルダウン係
Tel:0767-52-9550

■回収対象商品の見分け方

対象商品
・ダウン率50%以上・穴が空いている・汚れている
対象外商品
・濡れている ・綿布団や敷き布団

支援01
支援プロジェクトに先立ちまして和倉温泉観光協会様からご協力を頂き、旅館の羽毛布団をご提供頂きました。